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ご回答のお礼と作者の意見(公開)

From: 鈴木勲
Date: 2010年4月28日 23:18:58:JST
To: Osamu Tatsukami
Subject: ご回答のお礼と作者の意見(公開)


毎日新聞社東京本社地方部
立上 修 様

鈴木です。
大変お忙しいところ、ご回答いただきまして誠にありがとうございました。

>どのような虫かを「公表」すべきなのは新潟市美術館側です。
>「公開質問」であれば、私の方から取材した内容を回答すべきではないと考えま
>す。

仰る通りで、また立上様には書かれる「場所」があること理解してます。

>確かに他の美術館、博物館でもかびや虫の発生例はあります。
>一連の記事は、新潟市美術館の問題を取り上げているものです。
>また、人為的な発生であるところを指摘したつもりです。

新潟市美術館に特化した問題であること、理解しました。

>新潟市美術館への取材で、美術館の担当者がそのように説明されました。

了解しました。



事件報道以来、これまで作者の私には1件の取材もなく、私の意見を述べる機会がありませんでした。
そこで自分からこの問題を取り上げることにしました。
アーティストとして自分の作品を守るためです。
自分の作品を守れるのは、自分しかいないからです。

私の作品は、アトリエに籠っての作業だけでなく、野外で旅を行い、制作します。
自然を相手に作品を作っているので、クモや虫と共存するのはごく当たり前のことです。
私たちはクモ、虫のみならず、様々な生物と共に生き、生かされています。
決して人間だけで生きることはできません。
私の作品からクモや甲虫が発生したのは間違いないとしても、それらは悪者なのでしょうか?
ただクモ、甲虫の発生をもって、即それを「悪だ」、「害だ」と判断するのは、虫を蔑ろにするものであり、エコロジーの観点から許されるべきでないと思います。

清浄な環境を求められる美術館内でこれらの虫が発生した場合、害の有無に応じた適切な処置を施し、情報は他の美術館と共有する。
これが美術館の「管理」ではないでしょうか?
生きた動植物を素材に使われる現代作家の方もいますから、他でも同じような問題が起きてくる(もう既に起きている)と思います。

一連の報道を見ると、私の「作品」が、「素材」として扱われていることに対し、作者として懸念し、意見申し上げた次第です。

鈴木 勲
isao@syd.odn.ne.jp
http://www.isao-suzuki.com/


  1. 2010/04/28(水) 23:53:18|
  2. 新潟市美術館クモ事件
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